« 危うく2重苦 | Main | えがった »

2005.03.20

10年前地下鉄で

 10年前、地下鉄サリン事件があった。
10年経過の後、一部で信仰は継続していて、時々トラブルを起こす。

 逃亡信者の写真はもはや見飽きるほどだが、4月に高校に入学する人の何%が知っているのだろう?
  

 私は学生で茨城県に居た。先輩が「大丈夫だったか?」と聞いた。東京からの通学はしんどいので、学校周辺に寝泊りしていたから事件のことさえ知らなかった。
 
 私の家には宗教がない。祖父は校歌に送られた。
 「ヤソ」と呼ばれつつ私はプロテスタントの学校に育てられる。聖書も教会も好きで賛美歌はもっと好きだった。
合宿で他の学校と居合わせると、賛美歌とお祈りを笑う輩が現れる。私はそれに食ってかかる。教師に止められる。

 私の信じる気持ちは現金で「たすけてちょーだい」だった。しばらくして「ヤソ」は考え方の方法であって、助けてくれるツールではないことをを知る。
 それは、盲信を導いた牧師が居なかっただけのことだ。「処女だったら子供できませんから!」から始まるジョークのような性教育も、未だ続くイスラエルを巡る中東情勢の話やら、奇異にしか見えない皇室の行事も信仰の形だと教えてもらったことは、私を助けもしなかったが、信じることとは何かを夢も希望も無く教えてくれたことは確かだった。

 さてと、オウムがモメ出したとき・・・つまりオウムの施設に親が押しかけて「子供を返せー!!!」と叫んでいたとき。「イエスの箱舟」を彷彿とさせて、泣き叫ぶ親の姿がひどくグロテスクに見えた。挙句に宝島の宗教ムックのオウム真理教潜入取材記事を見ると、その後の勧誘が無かったとかそういうのから見て、不気味だけど言うほど悪でないんじゃないかと思ってた・・・。

 ナローパの選挙ポスターを見た頃にはもう随分変なことになっていて数年後には、内も外も見境なく人を殺しまくる。松本サリンやらVXガスやら、挙句に地下鉄サリンとなりにけり・・・。
 研究室には安いからってオリハルコンがあったし、朝まで生テレビ はまさに劇場で面白がって見ていた。
「あぁいえばじょうゆー」とか言ったことあるでしょ?
 そぅ、祖父の墓参りに行ったら機動隊がうじゃうじゃいて何かと思ったら、○○総本部のすぐソバだった。

 毎日サリンが巻かれたルートをたどって仕事に行く。

 被害者の保証の話はやっぱりもめている・・・。そうなのさ、オウム真理教は国を作ろうとしたのさ。つまり目的の手順として「国家転覆」があったんだね。だから被害者は、国の盾になったんだ・・・けど「国」がなんだか分からないから、当然何をしていいのか分からない・・・。いいタイミングだったろーに・・・考え直すいいタイミングだったろーに。

 
 あの事件が説明したものは、宗教は怖いよとか、高学歴は脆いよとか・・・もうなにもかもの価値観をぶっ壊された人も居るのだろうな・・・。

 で、多くの人が忘れているのだろうか・・・。それとも潜在的にあの事件に操られていたりするのだろうか・・・。

 

 
 

« 危うく2重苦 | Main | えがった »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38146/3368902

Listed below are links to weblogs that reference 10年前地下鉄で:

» (akizoさんの記事に寄せて)地下鉄サリン事件から10年 [深呼吸してトコトコ歩く]
 巡回先のakizoさんのブログに、地下鉄サリン事件に触れた記事が記されていた。 [Read More]

Tracked on 2005.03.21 at 10:28 AM

« 危うく2重苦 | Main | えがった »