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2005.10.01

この街の湿度

 ナカの人になって分からなくなってしまう前に、洞察が不十分でも書いておいたほうがいいことがありそうなので書く。

 初めて家に1人で行ったとき、近所の路地を曲がった瞬間に立ち込める湿度に驚く。
キャンバスの洗濯籠を2晩でカビさせる湿度がココにあるの。

 アースダイバーに拠れば、ここは古い水脈の真上だった。
もう何代目だかよくわからない寿司屋のいうことにゃ、この辺の井戸水は良い水が出る、良いお茶が飲めると、ちょっと自慢のものだったそうだ。

 駅から自宅に向かう。後ろでクラクションが聞こえる。少し向こうで、足立ナンバーのタクシーが止まり、その前にクラクションの主と思しきおベンツが止まる。おベンツから、スーツ姿のせいぜい30前半の小僧が降りてくる、当然タクシーの運転席に向かって突進する。
 私は何度も振りかえる。振り返るたびにギャラリーが増えていく。車どおりの少ない大通りだから遠慮せずに、5mくらいのホリゾンを保って帰りしなの人々がワラワラと集まる。

 あ、これがココの湿度だ。

 私は実感する。

 引っ越してまもなく、買い物帰り道、
「おとーさんおかーさんどこいったの?」という声に振り返れば、
ステーションワゴンの助詞席に座った、7歳ぐらいの女の子におばちゃんが話し掛けている。
「おかいものにいっているの」
「もう随分まってるの?」
「うん」
「おばちゃん一緒に待ってようか?」
「うん」

 NHK教育の道徳の番組かと思うすさんだあたくし・・・。いや、そう思うほどの映像でで驚く。これを見て豆腐屋で当たりかまわず語らないとすまないおばちゃんとか、酒屋で血糖値を報告するおっちゃんとか、ひとしきり口上述べないと、キュウリ一本売れない勢いの八百屋さんにかるーく参る今後を想像できたら、調査人として一流だったかな??(論がねじねじですはい)

 人垣で車が見えなくなったから、てくてく歩いていくと、足立ナンバーのタクシーが私を追い越していく。


おやすみ

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