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2006.04.26

エデンの東もそーだったね

 カルフォルニアに行くので、スタインベックを読んどりまして、『ハツカネズミと人間』なんぞを読み終え薄暗くなっております。

 他愛ない現代文学にアテられるのは2度目。
  
 

 保健室通学なんてものが成立する前の事だったから、さしずめ私は図書館通学をしていたのだけど。全部読み尽くして、学校が変わって。本も変わって、うきうきしながら最初に借りたのが『怒りの葡萄』。スタインベックは二度と読むまいと誓ったのは20年前。

 図書館には 『日本の(or世界の)楽しいお話』 なんて短編シリーズもありまして、実は『怖いお話』とか『残酷なお話』とかが子供たちの間で人気があって。私もそれを平気で読んでいたのに『怒りの葡萄』は、鬼や悪魔や、目をつぶされるお姫様よりも遥かに辛かったのだわよ。

 『ハツカネズミと人間』は頭の弱い大男が、ネズミやら子犬やら可愛がりたいのだけど、頭が悪い故にいじくりすぎて殺してしまう。ついには人も殺してしまい、ずっと面倒を見ていた相棒が撃ち殺す。とゆーストーリー。
 クラシックなヒューマニズムに彩られ、宗教心のチラリズムもあり、文学として良いものなのだろうけども、薄暗い気持ちが拭えない。

 日に日に「死」の悲しみが増している気がする。子供の頃に出会う「死」は「事件」とか「衝撃」とかで、喪失に気がつくまでに時間がかかったりしたものさ。安易に「死」を口にしたし、本当に「いつ死んでも大丈夫」だった。
 今?そんな事を考えもしないわ!!
 経験による学習がワンクール終了した中年は、現世への執着が激しいのかもしれない? あはは。
死による喪失が非常に暴力的に嵐のように生者を振り回すのが嫌なだけかもしれない。

 実は最近「死」の夢をよく見る。つーか5月になろうって時期は睡眠が乱高下する季節だから、まぁそれの副産物なんだろうけど。さめざめ泣くなら可愛げもあろうが、死亡診断書をとらなきゃ、とか、明日は友引どうしよう、とか、家族に連絡しなきゃ、電話したくないなぁ、とか、情けなるほど実務的な事に反応する現実的な夢をひたひたと・・・。

 さておき、スタインベックは近松心中ものとはかけ離れているのだー。それは強い日差しの現実で、多分それが辛いのだー。薄暗くても、フォグでソフトフォーカスのゴシックホラーの方が実は怖くないのだー。
本物の家政婦はご免だけど、アキバでコスプレするならいいのー。

カケガエの無い命なんて言葉が嘘っぱちだって事は、テレビのニュースだって教えてくれるのにぃい〜。
おばちゃんちょっと情緒不安定ね〜

 
  
 

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Comments

『ハツカネズミと人間』映画にもなってますね。
マルコビッチ君が大男を演じてましたが......演技派なので......痛すぎて......やはり同様に落ち込みました。

>薄暗くても、フォグでソフトフォーカスのゴシックホラーの方が実は怖くないのだー
同意見です。
バーチャルだからこそ、ザクザク殺されても痛くない。
ときどきは、痛いモノを体感したほうがいいとは思って観るのだけれど、Penguinは自分にやさしい人だから......

Posted by: 大海鴉☆ | 2006.04.27 11:33 AM

ほー、マルコビッチさんが演じてたとは知りませんで。
是非(今は)見たくないです。(笑)
(マルコビッチの穴でしか知らないらしい(^^:)痛いよね〜。痛いの嫌いだわ。痛いのやーよ。なぜなら痛いを知ってるからさ。(うちのまっきゅは痛いを遺体と書きがち)
 おいら情緒不安定な人だから(爆)

Posted by: あきぞ | 2006.04.27 11:39 PM

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