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2006.07.27

夏・幻覚

 昨日の晴天は、部屋の湿度を 70%→50% まで下げ、屋上のトマトを一斉に赤くしたのさ。

 あたしゃこの時期に、いつも同じ幻覚を見る。

 先ず一月人が居なくなる。路地の夏草が刈られることなく生い茂る。驚くほどのスピードで、しげしげしげしげ。次第に色が濃くなる。郊外の駅のホームはもとより、都心の弱ったコンクリートの隙間だってしげしげしげしげ・・・。

 ついでに3ヶ月居なくなって秋になれば、その植物の色があせて種子がはぜたりするのさ。
この際だから半年も居なくなれば、色あせた植物はふかふかのお布団になって、アスファルトにかかるのさ・・・。

 10年もたてば、もさもさの緑が高速道路を覆ってフェンスも見えなくなる。高層マンションの外壁には、タンポポが咲いたりする。ビルだらけだった都心に風が吹くと、ざぁ と言うようになる。

 人が居なければ。

 安っぽい世紀末の風景じゃないよ。かなりハッピーなメタモルフォーゼなのだからにして。


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