ボディショップのおもひで
アニータ・ロディックが死んだのだ。
ボディショップを作った人で、動物実験絶対禁止!!のポリシーは御存知の方も多かろう。
フェアトレードという言葉は、ボディショップで知った。
銀座の店にはじめて入ったのは、なんと20年前・・・近くになるのか・・・。
色とりどりの籠に詰められたギフトは、なんともそそられた。
おどろおどろしい写真付きの動物実験への抵抗パンフレットは怖かった。空いたボトルを持っていくとキャッシャーの背面の大きなボトルからつめなおしてくれてポイントがいっぱい付いた。
グリーンのプラスチックバックは丈夫だったから便利なんだけど。「フクロ要りません」の台詞を使いたいばっかりに、我慢した。
びんぼーだったくせに、なんだか好きで、肌にも髪にも全然合わないのにハイティーンの時は一生懸命使っていた。
ローマのボディショップでは、オカマのおにーちゃんにメイクしてもらった。
ヒースローの空港で、誘拐されたアジア人の子供と間違えられて待たされている間、ガラス越しにボディショップの大きなギフトを抱えたビジネスマンが、笑顔で通り過ぎて行くのを見ていた。
新卒採用の問い合わせをしてみたこともある・・・。
いつの間にかボトル回収も詰め替えのサービスも無くなり、メイクアップ関係が充実した。エリアセグメントの商品開発が始まった。美白を謳うラインも出来た。
ロレアル(だったかな)グループになって、主義主張は薄くなった。
いつの間にやら使わなくなった。
マレーシアでは、日本と同程度の価格、従ってもっぱら外人用。眼差しが完全に変わったのを感じた。
プロモーションの一つで、酷く印象に残っているのは ルビーちゃんという女の子のキャラクターだ。(某グラフィック屋のキャラじゃないよ)
キューピーのような、ぷっくりしたボディの赤毛の女の子で、旅行と映画の好きなポジティブで元気な女の子。
訴求したのは、痩せてなくても魅力的なあなた!!だった。
まーはやらんかったが。。。
安倍ちゃんの辞任よりボディーショップという企業が見せた事に思いめぐらす。
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Comments
>>ヒースローの空港で、誘拐されたアジア人の子供と間違えられて
当方はメキシコ帰りのLOSの空港で、カメラ+ハウジングを爆弾か何かと間違えられたか、荷物チェックを受けたことがあります。
(雑に扱おうとしたから、あけるの手伝おうとしたら「Don't touch!!」と怒られてしまった)
その後カメラと分かって警備員爆笑していました。
機雷だと思ったのかしら・・・
Posted by: taki | 2007.09.12 09:36 PM
のーばぐは、出張にいつもつれてるアヒルちゃん(写真に写ってるわ)を疑われて、危うく開腹されそーになったことがある!!意外とマジなので困ったものだ・・・。
でもさ、当時19歳のあたくしを、12歳の子供と間違えるのはどーなんだよ?空港職員・・・。(写真が張ってあるも、まるきり別人でありました)
Posted by: あきぞ | 2007.09.13 12:49 PM