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2008.03.03

それでも私は・・・

 大勢さんご覧になったようで。
 だからあえて言わなきゃならないコトがある。

 土曜日、2本の映画を見た。

 DVDで善き人のためのソナタ
 泣けた泣けた。案外と映画じゃ泣かない性質だけど、これは泣けた。赤インクの指紋をみたひにゃー涙吹き出た。
 壁がなくなったころ、東ドイツ人のおばさんが「なにを信じて生きていけばいいの!」と悲嘆にくれていた事を思い出す。(東ドイツ政府関係者の妻でした。後日自殺した)


 で、もひとつ、テレビ放送で予想通り結構なカズでした。

 痴漢冤罪の例の奴。

 映画自体は、日本の司法制度、起訴されたら意地とプライドと内輪意識で犯罪者に仕立て上げられてしまう・・・それに抵抗する、善き人たち の話。
 なんだけど。

 忘れないで欲しいのは、性犯罪は「やられたほうが悪い」と平気で言われること。性犯罪の被害者の多くが泣き寝入りしていること。性犯罪被害者が法廷に立つとき、好奇心の目に晒され、セカンドレイプが起きること。それがいまだに、むしろ逆行しているかのように感じていて、そこでこの映画が注目されて、賞とかとって、私は心穏やかじゃない。

 検察庁にも行ったさ、警察署で朝まで頑張ったことも有る。証拠写真と称して、大柄な男性警官に囲まれて、ジーンズの中に手を入れる写真を撮られた事も有る。(女性警官は深夜になったので帰ってしまった)
 刑事が加害者を連れてきて土下座させて「これで勘弁してやって」などとのたまったことも有る。
 
 それも痴漢を捕まえるコトが出来た上のこと。私が始めて痴漢を捕まえたのは、同じ電車に乗っていた後輩が痴漢にあっていたのを見た時だった。それまで自分も繰り返し被害にあっていたのに、他人が被害にあっているのを見てやっと、抵抗しなきゃいけない事だと気がついた。
 手首つかむのじゃ駄目、荷物なんて言語道断。肘の辺りをひっつかまえて、確実にし止めないと駄目なんだよ。
理由?「やめてください!」と言うだけじゃ、逃げられておしまい。それで更に盛り上がる変態だっていやがる。じゃ、加害者の鞄でも引っつかんで「このやろう!!」って言う?無視されておしまい。鞄残して逃げる。
 肘つかんで「この人痴漢です!」って言ったって、「やってない!」「なに言ってんだこのアマぶっ殺すぞ」

 「人違いじゃないの?」
 「自意識過剰じゃないの?」
 「おにーさん逃げなさい」

 捕まえて、一人で対応すると危ないから誰か助けを求めなさい。と教えてもらって、「誰か一緒についてきてください」と言って。ついてきてくれた人は後にも先にも 一人 だけ。駅員呼んでも「どちらもお客様ですから」と、加害者と二人っきりにさせられた事もある(その間、怒鳴る怒鳴る、大暴れ。殴られたら手っ取り早いな・・・なんて考えていた)
 

 全部実話。どうぞお一人お一人で考えて下さい。


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Comments

女性にはもちろんのこと男性にも敵!!
電車通勤をしてる上司は間違われないようにいろいろ努力をしとるそうです。両手あげる、窓の方向いて立つとか…今はラッシュとは逆方向なんで融通効きますが都内の通勤だとなかなかそうはいかんですよね。話聞くとほんと恐ろしいです;
なんで自分も人多い電車に乗る時は気をつけてます。

一部の変態にゃ精神的苦痛を味わわせる刑でも作れば良いのに。でも冤罪は怖い。。

akizoさん、実話スゴすぎ…

Posted by: まっしゅ | 2008.03.04 12:14 AM

大学時代、それなりに空いている東武◎上線電車のドア付近で、
若いチャラチャラした男らに4人に囲まれた。
1人は見張りだった。
急行だったから10分くらいはそのままだった。
本当に怖いときは声も出ない。身動きがとれない。
みんな見て見ぬふりをする。

やっと止まった駅で乗ってきた若いサラリーマンさん、すぐに気づいて助けてくれた。

ある日、さわったおっさんをホームに引きづり出したら、万札出して「これで勘弁してください」と言われたこともある。

ただ、警察までちゃんと突き出したことがない。
被害者であるのに、その場とかその後とか面倒と思ってしまうのも事実だった。
それだから、のさばるやからも多いんだろうなと、私自身も反省。

きちんと戦ってきているあきぞは、エライです。

Posted by: とんぼい | 2008.03.04 12:43 AM

私も「それでも僕はやってない」観ました!!とても考えさせられる映画だな~と思って日記に書こうかと思ってました。

皆さん、痴漢体験おアリなんですね。。。私は胸も尻もないし、ちょっとでも怪しい動きをしようもんならキッと振り向いて睨みきかしてた・・・なのでこんな気の強い女に勇気を出して痴漢する人はいなかったようだ(^_-)

でも見せられたりはした。。。あと春くらいになると近所のおかしい子がズボン下げながら家まで付いて来たこともあった(^^ゞ

映画の感想ですが・・・私は素直に主人公の立場になって観ました。そして駅員、警察官の態度や振る舞い、裁判官の立場・・・など、本当にそうなの??って思いながら苛立ちを感じました。

どちらにしても冤罪は・・・気の毒の一言では語れない・・・戦い続ける精神状態は並大抵じゃない!途中で諦めてしまいそう。。。

男性は冤罪に間違われないよう、細心の注意が必要だ!怪しい行動は絶対避けるべし!

そして現実問題として卑劣な行為はぜ~ったい許しませんよ~!!!!!

Posted by: 菜月☆彡 | 2008.03.04 11:00 PM

コメントさんきゅー

 私はエラくなんか無い。絶対にエラい訳じゃない。闘わないですむなら闘わないほうがいい。慢性PTSDを抱えるだけなんだから、無駄に闘っちゃいけない。だいたい被害者が闘わなくちゃいけないなんて本質的におかしいんだから。
 露出魔も立派な性犯罪者だし、徒党を組んで痴漢行為をする卑劣な奴なんかまとめて私が殺してやる。
 ただ、二人とも無事(無事じゃないんだけど適当な表現が見当たらない)で本当に良かった。
 通りすがりのヤカラに急に殴られたとしたら「殴られたほうが悪い」と言われるかどうか。
「殴られたなんて勘違いじゃないの?」といわれるかどうか。
 結局、闘いたくて闘った訳じゃないけど、それが積み重なって人生のテーマの一つなっちゃっいました。わははははは

 ちなみに。初犯で起訴されるコトはまずありません。<チカン
 でもって、加害者の多くは「ついデキゴコロで!」とか「初めてなんです二度とやりません」なんて言うけど、大抵常習犯。(性犯罪の常習性は麻薬と同じ)でもって、鉄道警察隊は(そろそろ捕まえようかな~と思っている)常習犯の顔写真を抑えてたりする。
 つまり、その時のケースそのものより、加害をどれだけ加えたかが、起訴の判断材料になっているというわけ。(ゆえに映画のケースは珍しいケース)必死こいて警察に引っ張っていったって、徹夜で告訴状書いたって、まーまず無駄骨ですよ。(その後どうなったかを被害者が知らされることは無い。加害者が否認すれば、検察省に御招待されるか裁証人として出廷するかして、起訴されたことを知る訳だ)ただ、自分に起きた事を社会正義と照らしてこの世で生きていく自信をほんの少し取り戻せるとゆーだけ。(個人的にはこれがとても大切)
 混雑した電車で、両手を挙げている男性諸氏を見かけるにつけ、とんだ災難だねぇ、と同情します。西○線も悪質路線なのでトバッチリ食らわないようにね~ ふれふれー。(^^)

Posted by: あきぞ | 2008.03.05 01:02 PM

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