SSRIは私に何をしましたか?
ちょっと別のことしたかったのだけど、この記事を見たらば書かないわけにはいくまいよーぐると。
うつ病患者が100万人を超え、この10年間で2・4倍に急増している。不況などの影響はもちろんだが、新規抗うつ薬の登場との関係を指摘する声も強い。安易な診断や処方を見直す動きも出つつある。
この新薬ってーのが、SSRI。私の場合はデプロメール。徐々に増やして最大で50mg×2の3回ですから300mgをほぼ1年飲み続けました。トータルで3年間。SSRIとゆーものと、抗不安薬と睡眠導入剤と精神安定剤を飲み続けたわけです。
この辺は初期のブログに残りかすが見えます。
2003年7月から処方されまして、8月ぐらいにちょっと良くなりまして、やっとこ髪の毛を切ることができたり、どうにか泳ぐことが出来たりしておりました。
秋口に悪化して、「お薬で治る病気です、お医者さんに早く見てもらいましょう」などとノタマウCMを見てしまうと、「お薬飲んでも直らない・・・」と号泣する難儀な日々。
さて、正確な書名が思い出せないのだけれども(後日修正します)、捏造されるココロノヤマイだったかなんだかとゆー本がありまして、DMS-Ⅳ(精神病の診断基準)がどのように作成され、製薬会社が、いかにココロノヤマイをマーケティングし、市場を開拓して行ったか(要するに病人を増やしていったか)のドキュメント・・・。
昨年の晩夏にかけて読んでいました、「ひえー」ちゅー内容で、広告代理店の会議と見まがうばかりの舞台で決められていく診断基準。製薬メーカーの魅惑的なプロモーション・・・・。
ブロザキネイションとゆー、グループまで作り上げたブロザックが自殺を誘発していた件やら、不必要な安定剤の副作用に苦しむ人たちが集団訴訟をしている件とゆー実際の被害の状況。
私はしばしば疑問に思う。SSRIで私のうつ病は治ったのだろうか?
相方と同居して、私は家族の脅威から開放されたのと、職場の構造的な問題の谷底に転がり落ちたこととが主な原因で。そのバックに広がるのは、けして健全とはいえない生育歴であり、まぎれもなく未熟で幼稚な人格であった。
3年、大枚はたいて(文字通りよ)通ったカウンセリングが、私に何を気が付かせたことの一つは
身の丈にあった事だけをせよ
ということだった。と思う。
で、頑張る世界から 降りた。
昨年の春ごろ・・・。病前にもどったかなぁ~。とふいに感じた。体力とか気力とか・・・そういうものが。
だが、
頭の中には うつうつ回路 が出来上がっていて、 ガチン とスイッチが入ってしまうと、ガグガグになって2時間程度動けないことや、一つの考えにとらわれて逃げられなくなってしまったり、頭の中が(@_@)になってしまうことがある。
頭グルグルはむかしっからだったけれども、この ガチン ってーのは、無かった。絶対に。無かった。
頭痛、全身の凝り、髪を触るチック、不眠、鯨飲・・・
これは昔からあったけど・・・。
あ、不眠は風邪ひいたら直りました。今は咳で目が覚めるけど・・・アセロラ味の市販薬を枕元において寝るといいらしいです(嘘)。
不眠になったときも ガチン って聞こえたんだよなぁ~。(--)
The comments to this entry are closed.
Comments
こんにちは
TheBeachと申します。
「うつ病ブログ」というココログをやっています。
わたしもデプロメールを服用しています。
別の薬も合計すると、
1日に11種30錠を服用しています。
薬代だけで大変な出費です。
早く寛解したいですね!
Posted by: TheBeach | 2010.01.06 01:37 PM
本に書かれてた内容がわからないので、何とも言えないけれど、
製薬会社の研究開発系の方々は・・・、日々、奮闘しています・・・
研究開発・・・、
そして薬になるには・・・、
膨大な時間と資金がかかるので、認可されると、売らなければ・・・って感じになるんでしょうね・・・。
私は一昨年まで・・・
突然転げ落ちるように気分が落ちるのを・・
年に何回か経験していました。
うーん、表現が難しい・・・
「落ちていく、落ちていく・・・」
ってわかっていても、止めることができない。
そう言うときは薬に頼りましたです。
今は、そういうこともなくなり、
あ・・・元気な私に戻ったんだ・・・って実感しています。
睡眠導入剤は、まだ飲んでいるけれど、
飲まないで眠れる日も、着実に増えてきています。
Posted by: flor | 2010.01.07 01:57 AM
あたしのアメリカ人のさーぱっりわからんところのひとつに「なぜ国民皆保険制度に反対の人があんなにいるの?」があるが、ニューヨークに住む友人(じいさんはイギリス人)は「リバタリアン的主張の向こうには製薬会社のロビー活動があるの!むちゃくちゃ金ばらまいているの!」と言っていたなあ。その本のタイトル教えてくらはい。
Posted by: エリック・ぽんたん卿 | 2010.01.07 08:25 AM
http://www.amazon.co.jp/%E4%B9%B1%E9%80%A0%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%BF%83%E3%81%AE%E7%97%85-%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%B3/dp/4309244904
乱造される心の病
とゆーのが、正しい書名でございます。
製薬ロビーのなんちゅーのは、資本主義の、歪んだ部分を端的に表していると思うわぁ。
薬を飲んだほうがより幸せになれる・・・
ファンタジーは、健康(薬を飲まなくてよい)=幸せ とゆー分かりやすい図式さえ変えてしまう・・・。ような・・・。
SSRIが全く効果が無かった、それどころか私の頭にヘンテコなガチンを作ってしまった!!
とは言えないのね。証明も出来ないし。
ただ、病中時代に、教科書をせっせと読んでその通りに「薬だけはキチンと飲むように」と言った親切な上司の言葉に違和感があるわけで。薬だけ飲んでも、薬だけでは、この病気の全部は治らないんだよ?と言いたい気持はある。
で、なかなか直らない同僚をやるせない思いで見送った経験は、漠然とした「疑い」を私に生じさせているのです。
なにがなにやら。
Posted by: akizo | 2010.01.07 12:50 PM
The Beach さん。
私は幸いカンカイに至っております。古いタイプのうつ病であったことと、明治製薬が喜ぶほどの、SSRIに対する感受性がよかったこと、がキメテであったようです。
そうなの、私には「SSRIは効いた」という証拠があるんです・・・が、それにもかかわらず、どこか違和感がありまして、このような文章を書いているわけです。
florさん
おひさしぶしー。
この文章と矛盾するようですが、私は大きいな社会の流れと個人に起きている現象を一緒くたに考えるのは、判断を誤るとも考えています。
「薬に頼る」のは、アリだと思うんですよ。私は今、調子がいいから、全体を見ながら、ニュースの記事に対して反応して、「疑」ったりしているのであります。
辛いときは、人類の英知を利用しよーぜ。
それは後ろめたいことでも何でもないのよ。
季節がね~よくないですな~。まぁ、ゆっくり。季節は移り行くのです。
Posted by: akizo | 2010.01.07 01:01 PM
Play game titles online in lots of counties within strictly described explanation of the adjustment isn't required, although synonymous with on-line gaming, as the use of the word.
Posted by: why guys play video games so much | 2015.10.25 02:20 PM