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2010.07.11

セレモニー

 これも、記録として。

 こいう方法もあるということをチョットお知らせしたいという欲求もあります。


 
 

 病院から葬儀屋に張り付かれる。葬儀屋の手を借りなければ、彼を家に連れて帰ることも、埋葬することも出来ないというシステム。

 互助会に入っているかと問われたが、この年齢で互助会に入っている方が不思議だろう?


 広告関係者としてこの手のものに慣れている、チチに葬儀委員長をお願いしする。

 頭の中がガンガンなのに、段取りつけねばならぬ。

 土日であれば、少しでも大勢の方に来てもらえる。ということで土日に。

 ・・・。


・・・。


 宗教好き(雑学+αレベル)を標榜していたものの、私は彼の信心を知らない。私が最も親しい宗教はキリスト教なわけだが、それをご実家が好ましく思っていないのも知っている。

 霊安室の焼香台をマッハで撤去したいと思ったわけだから、坊主を呼んでどーのとゆーのは、個人的にはありえないわけだが、どうにも言いにくい。

 幸いチチが口火を切ってくれる。「無宗教献花式ではどうか?」

 辛気臭いのは絶対に嫌だろう。
 お義理のお客は来ないだろう。
しからば、どうする??

 高速でネタだしをして、概要を決める。コンセプトは、 のばぐが誰か

 すいません、どうしても、メタになってしまう。でも、この命題は、闘病3カ月に寄り添っていたことだし、参加者共通のサプライズにもなるかしら・・・??

 以前にHASHで集めてくれた写真。物置部屋に山と積まれた昔の写真。
 元同僚にお願いして、仕事を象徴するものを持ってきてもらう。(ぐっじょぶでしたさんきゅー)
 大勢の人に協力してもらって、彼を説明するものを引っ掻き集める。
 
 服なんて探し出すと、体が動かなくなるほど辛いのだけれど、昔の写真はかなり面白くて、ボードにぺたぺたと張っていく。

 この方、すごく顔が変わるんだよね・・・。

 元妻の写真とか出てきて、おねーさん慌てるけれど、私、本当に、全然、気にならないんですけども。


 自宅に来てくださったお客さんも総動員で、選定、ペタペタ。ご実家のみなさんは、どうしても、めいっぱい若い時のものに興味がある。リアルタイムであった私は、やはりここ10年のモノが嬉しい。

 幸い、この作業の工程で、インタビュー記事が見つかった。一緒に住み始めたころのものだから、ずいぶん前のものなのだけれど、最初に一番好きだった時の写真だから、喪主特権をふりかざして、遺影にする。
 
 白い菊とユリはなるべく少なくして、黄色、オレンジをめいっぱい入れてくれ。バラなんぞめいっぱい入れてくれ。辛気臭い演出は全部いらない。
 
 葬儀屋との打ち合わせは、基本喧嘩腰で、荒れた感じ。(^^;つーか、超ストレス下にあるしろーとを、言いなりにさせて、稼ごうとしか思ってないの見え見え。
 時系列を上下させたり、他に選択肢が無いような言い方をしたり、かなり性質が悪い。

 高校時代の同級生に総合司会をお任せして、(本当にありがとうございます)突貫作業を進めていく。


 通夜のあいさつの文章は2.5分で。270×2・・・自分が倍の速度で話すということに気が付く。

 マイクも出てこんと、結局、前の数列しか聴こえなかったそうだ。

お恥ずかしながら。あいさつの文章をここに==================

本日は、信垣育司のために、お集まりいただきまして、心から感謝申し上げます。
北園高校、防衛大学、関係の皆様
ダイビングの仲間たち
ランニング&ドリンキングサークルHASHの仲間たち
ザイログ、ATIなどの、仕事でご縁のあった方々、
様々なシーンで親しくして頂いた方々、

最後に、私の職場の関係者に
重ねて感謝申し上げます。

信垣育司は、今年3月に肺がんが見つかりそれから3ヵ月間、勇猛果敢に癌と、闘い続けました。
一時は抗がん剤の効果も出て、退院することもできたのですが、稀に見るたちの悪い癌で、
あまりにも進行が早く、6/30 16時に神様のもとに召されました。
健闘もむなしく・・・ではありません。どんな厳しい局面にあっても最後まであきらめることなく、全力で戦い、
弱音を言うことは、まったくありませんでした。
亡くなる直前まで、お見舞いに来て下さった方とおしゃべりをして、お医者さんと今後のことを話していたとのことです。

信垣育司は、いくちゃんは、のばぐは、ばがーみーは、ぽぽぢは、楽しいことや、賑やかなことが大好きでした。
彼の極める性格は、様々な分野で皆さんを楽しませたり、驚かせたりしたことと思います。
私は、そんな素晴らしい彼の人生の1/5しか一緒にいることができませんでした。本当に悔しいです。
なので、私の知らない彼の話を聞かせて頂けたらと思います。

そちらに、彼の思い出の品を置かせて頂きました。
彼におはなを上げた後は、是非そちらを眺めながら、彼の話をしていただけると嬉しいです。
一見よくわからないものもあると思いますが、必ず説明できる方が必ずいらっしゃいますので聴いてみいてください。


 


 

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Comments

お花については、白い菊やユリより、バラや黄色やオレンジが多い方が、お二人に合ってる、と私も思いました。
否応なしにすすんでしまうお別れイベント。あきちゃんは育司さんが一番喜ぶ形にして進めていました。
アイサツ、読ませてもらうと感動します。

Posted by: Wet Muscle | 2010.07.11 08:31 AM

挨拶、ちゃんと聞こえなかったので載せてくれてよかった。

式はのばぐさんとあきぞうらしくユニーク(唯一の・無比のという意味ね)でよかったよ。

Posted by: カンカン | 2010.07.11 11:51 PM

やるだけやったー!!!
と、密かに満足しているのですがいかがでしょう??
つづれおりの行列ができたと聴いてます。
やっぱ、すごいや、この人。

 

Posted by: akizo | 2010.07.12 07:01 AM

お通夜は行けずだったのでご挨拶文読めてよかった。
ほんと人生そうそうない体験の連続だったね。
我が家にはどこから嗅ぎつけてきてるのかわからないけど、もう手配出来ているのに違う葬儀屋がやりますよなんて来たりしました。
お花もコスモスオンリーでしたのよ。

自分で手出しできないものを自分らしく演出し
てもらえたばがおちゃんは幸せもんだなぁ。
ほんとすてきよ。あなたたち。

Posted by: ゆきえもん | 2010.07.13 01:45 PM

>ほんとすてきよ。あなたたち。

 もー、涙腺全開になっちゃうじゃない!!ありがとう。

 大勢のみなさんに手伝ってもらえたから、出来たのですよ…。方々から写真が集まったのは、面白いというか、彼の人物がよくわかる現象でした。

 最後に彼にできること…と考えたら、少々の横暴は目をつぶってもらおうと、腹くくれた次第…。

 コブタは勢いでもってっちゃった…(^^;

 弟の車がでかいのをイイことに、やりたい放題(苦笑)

Posted by: あきぞ | 2010.07.14 05:21 AM

黒﨑佳果(Yoshimi Kurosaki)と申します。
彼が防衛大学を卒業後に勤務した、工学図書社で共に雑誌作りをしておりました。
(編集室で寝起きを…共に)
何も知らず…たまたま貴殿の文章に触れ
残念でなりません。
水中撮影を楽しんでいるょ…との
時点までは連絡を取り合っていたのですが…

Posted by: Yoshimi Kurosaki | 2013.06.23 07:42 PM

いまごろ気が付きました。上の黒崎さんが言及されている雑誌の編集をしていた者です。
お悔やみ申し上げます。

Posted by: 石川 勝 | 2015.09.11 10:55 AM

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