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2010.09.01

苦しみの日にできることは?

 ワインに合うツマミというリクエストが↑こうなってしまった、大和の国のDNA恐るべし。愛国教育なんて要らんのですよ、暑い日に、きゅうりに味噌付けてかじってればいーんです。


 さて、昨日は、職場の上司のおかーさまのおツヤに行ってきたのでした。
 9年間の介護が終わったのです。

 直属の上司であるものの、ノミトモでもあり、手伝いに行くのが当然と思うのに、首首病の為「お辞儀も出来ないでしょ!」(実際出来なかった)と代打がたち、ちょっとしょんぼり参った次第。

 喪服を出そうと思ったけれど、クリーニングのバッグから、どうにも出すことが出来なくて(相方のシャツもいっぱいはいっているのです)黒いもののありあわせで行った。

 亡くなった翌日、電話で話した。私が頂いた言葉を、全部かけるつもりでいたら「こっちは順番だからね、あなたのとは違う」と遮れて、涙が吹き出た。(とりあえず)「哀しいのは同じです、どちらがというこことはありません」と言った。


 でも、正直な話・・・いまはそうでもなくなってきたけど、亡くなってすぐのとき、70代や80代の方から「私も夫を失って・・・」と、言われると「同じにしないで!」と、頭の奥が叫んでいた。
 哀しい気持ちは本人のもので、それを自分の気持ちを比較して上下をつけたり、相手の気持を否定してはいけない。それは卑小であり、相手を侮辱する行為だと、何度言い聞かせても、胸の奥が「私のほうが辛いんだ!黙っていてよ!」と怒鳴っていた・・・。

 だから、なにか、それが溶けたような気持ちになった。

 在宅介護を9年間。年に3回は「危篤」という事態に陥る。家族総出、大人4人で支えていた。当初は、介護申請について一緒に調べたりしていた。
 介護開始2年後くらいから落ち着いてきて、時々飲みに行くようになる。(それまでは始終呑んでいた)やりくりしての時間だから、ちょっとでも美味しいお酒と美味しいものを食べようと、ミセの選定には特に気を使った。

 今年の私の誕生日は、2人で出かけていたから「一杯呑んで帰ろうか」というので、呑んで帰った。

 家に帰ると、相方がケーキを用意して待っていた。


 もう少したったら、もっと、ちゃんと書くけれど、相方をホスピスに入れるために病院のソーシャルワーカーに相談に行ったんだわ。
 オカミの指導通りに「在宅」を強く勧めるわけ、同意共感傾聴を1クールやったら、即「在宅」を強要するわけ。80歳のおかーさんを大阪から呼び出してでも在宅にしろというのだから、かなり乱暴。ホスピスを希望する理由を話す時点で、号泣モードになっていた私は、その後は在宅が以下に難しいか、主治医の診断とソーシャルワーカーの提案のアンマッチを指摘しながら対抗することになる。
 そのとき、去来してたのは、こういう家族を知っています。と具体例として提示させてもらったのは、間違えなくこの家族のことである。


 「なんか寂しくなっちゃってね~、哀しくはないんだよ~」電話から聞こえる声を、想う。

 ごめいふく云々ってコトバがすごく嫌だったから・・・

 とにかく、今は、安全なところで、悼んで、休んで、9年分のご自分を労わって下さい。


 祈ります。


 

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