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2011.12.20

嘆く人への違和感あるいはアーカイブになる過程

 北のしょーぐんさまが死んで、泣き叫ぶ人民の群れの映像に、ほとほと嫌気が差すのは、その嘆きが、作られたものなのか・・・コントロールされたものなのか・・・感情の爆発の表現に誠実さを感じないときに、それは猛烈に不愉快なものになる・・・。作り笑いや、過剰な同情もそうだ・・・

 死に際して、私は声を上げて泣かなかった。

 ハハオヤが「わぁああ・・・・・・・・・」と泣いたフリをしたことに猛烈な嫌悪感を覚えたが。

 


 して、のばぐお気に入りのハーフコートを上げた。綺麗に着てたとは言えないが、イイモノだから、吊るっておくなら、少しでもきてもらったほうがいいのだろ・・・

 ポケットからセブンスターの空き袋が出てくる。タバコの葉っぱがボロボロと出てくる。

 苦笑する。

 そして、気がつく。

 何年かぶりに、タイガービールを飲む。マレーシアとインドネシア、フィリピンの間の小さな島で、ボートから降りて「とぅーたいがーっ!」と叫ぶとクリスチャンのスタッフが、ニコニコと運んでくる。そのビール。
 たとえようの無い、何物にも替えがたい、そして、二度と手に入らない、幸せな時間が優しく、ほんわりと蘇る。

 亡くなってすぐ「イイコトしか思い出せないでしょ?」と言われた。肯定したが、実際は違う。
悲しくて、つらくて、どうにもならなくて、激しい後悔と、得体の知れない猛烈な「怒り」で満ち溢れていて、イイコトなんて思い出したら、もっともっと辛くなるから、なるべく、なるったけ、外野の皆様が聴きたがりでもしない限り、閉じ込めて出さないでいた。ティピカルな回避行動と言える。

 辛くて苦しいから、いろんなことで逃避して、回避して、逃げ回って、騒いでごまかしていた。寂しいなんて生半可なものじゃない。立っているのだってしんどいぐらいの、手に負えない感情をおとなしくさせるのに必死だった。 亡くなって、盛り上がる時期が終わって、一人になってからは、毎晩「誰か!」って叫んでいたんだ。内緒だけど。

 「変な人だったよね~面白い人だったよね~」と、言える。そして泣かない。
今は泣いているけれど・・・客観的にアウトプットするのは、ちょっと奥から出すものだから仕方ない。

 まだ、、これ以上は奥に行けないみたいみたいだ。だから、今日はここでおしまい。
 
 

 

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